勝手に歌詞を付ける

このブログで何回も書いていますが
私の演奏は棒引き、一本調子と言われます(最近は少しマシになりましたが)。
自分で自分の演奏を聴いてもそう思うので自覚はあります。


でも私は自分自身、表現力が無い、感情が乏しい方だとは思っていません。
むしろ私は感情豊かな方だと思いますし、
本や映画を見るのが大好きで本や映画を見て感動してよく泣きます。
要するに、感情を音に表すのが下手なだけなんだと思います。
大人の初心者の場合、大半がそうなんじゃないかと思います。
子供は人生の経験値が少ないので、表現力が乏しいのは仕方ないのですが
大抵の大人は本来、子供よりずっと表現力を持っているはずなんです。
人生経験が豊富なので
恋する気持ちとか、別れの悲しみとか、我が子を慈しむ気持ちとか。。。


最近、歌詞付きの簡単な曲を弾いてみてビックリ。
歌詞が付いている曲を歌いながら弾くととても表現しやすいんです!
例えばフレーズの終わりが「〜しましょう♪」「〜でした♪」
になっていると、文章を読むように自然に力を抜いてデクレッシェンドで弾ける。
楽譜ってホント文章を読むのと一緒なんですよね。
例えば「さぁ、飛び立とう!」って歌詞だったら、デクレッシェンドで弾けませんよね(笑)
そして、終止形じゃない次のフレーズへの橋渡し的な音符は「〜かしら?」「〜なの?」「でもね」って歌詞で歌ったらいい感じになります。
いつも棒弾きになるという方は、勝手に自分で歌詞を作っちゃいましょう!

ホルストの惑星、こんな風にできれば理想なんだけど…↓




変な歌詞付けたら、きっとショパンは相当怒るだろうなぁ…(笑)
出版社の人が勝手にタイトル付けただけでもメチャ怒ったらしい。
「別れの曲」「仔犬のワルツ」とかは後世の人が勝手に付けただけで、本来ショパンの曲にタイトルは付いていないので。