お耳のゴールデンタイム

お久しぶりです。

実は1年以上前からハノンを弾いていません。

何故かというと練習した割にはそれほど実力が付いていないと感じたからです。

ピアノをやっている方でハノンを否定する人って殆どいなくて初心者の方でも

練習の最初にまず指慣らしって感じで毎日弾かれているいる方が多いかと思います。

私もハノンさえ真面目にやっていればいつか腕が上がると思い込んでいました。

昔は上手くなりたい一心で曲を弾く前にまずハノンを3時間弾いてからとかバカみたいなことをやっていました。

 

少し前からピアノとは別の仕事で忙しくなりピアノを弾く時間が以前ほどは取れなくなりました。

なので指慣らし無しで、いきなり課題曲を弾いています。

そうすると、すごく集中できるんですよ。

頭と耳がまっさらな状態なので以前より繊細な表現ができるようになりました。

ピアノを弾く前って早く弾きたくて弾きたくて飢えているわけです。

ピアノの前に座った瞬間って一番ワクワクする時じゃないですか?

ビールも最初の一杯目が一番美味しく感じませんか?

それと同じでピアノの前に座ってから最初の1時間って

「お耳のゴールデンタイム」じゃないかと思うのです。

そのゴールデンタイムをハノンや音階練習に使ってしまうのは勿体無い気がします。

人によるのかもしれないけれど最初の1時間を何に使うかってすごく大事な気がします。

ハノンは弾いていませんが音階練習だけは途中か最後に弾いています。

流石に弾かないと忘れてしまうので。