ショパンって和音が難しい?

ベートヴェンのソナタを練習中ですが、ショパンに比べると和音が弾きやすいです。
基本、カンデンツァのどれかの和音になっているので、調の勉強がちゃんとできている人やコードを理解している人にとっては、とても弾きやすいと思います。
私はコードも調の勉強も中途半端ですが、それでもショパンに比べると手に馴染む感じです。
たぶん譜読みも楽なんだと思います(どの道、音符を一音一音読んでいる私にはあまり変わりませんが…)。

久々にショパン前奏曲4番を弾いたら和音が弾きにくい弾きにくい。
臨時記号も多くて指もどの指で取ったらいいのか非常に迷う…。
例えばハ長調の和音だったら「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」「ドミソシ♭」とかがよく出てきますよね。
それがショパンの場合「ドファ♯ソ」とか変な不協和音みたいなのがしょちゅう出てくるんです。
ロマン派のショパンでも、こんなんだから現代音楽ってもっと変な和音だらけなのかな?
でも、弾いた人によるとリストの曲は和音は意外とコードになっていて弾きやすいらしいですよ。



最近レガート奏法のコツがちょっとだけわかってきました。
例えばハノンに出てくる「ドミソド」のアルペジオ
私が弾くと「ド!ミ!ソ!ド!」みたいになるんです。
しかも親指で弾く「ド」がどうしても突出して大きくなったりして、何ともまとまりのない音になります。
わかるかな?「ワ・レ・ワ・レ・ハ・ウ・チュ・ウ・ジ・ン・ダ」みたいな感じ。
もう、これは先生にず〜っと注意されてきたことで、自分でもなんとか直したいと思っていました。
よく「真珠の首飾りのように粒を繋げて」とか「ひといきに」とかアドバイスを頂くんですが、これがなかなか。
レガートで弾けないのは「前の音の離鍵が速いのかな?」とか「鍵盤の底まで押さえ過ぎているからなのかな?」とかいろいろ考えました。
そこで先生にコツを聞きました。


「鍵盤に指を置いてから弾く」


そんなことわかってるよ〜と思った方。
頭ではわかっていても出来ていない事って意外と多いんですよ〜。
実際に、ゆっくりでいいのでやってみてください。
ハノンのアルペジオを使うのがオススメです。
特に手のつりそうな指変えの結構キツいやつ。
「自分は置いてからじゃないと絶対に弾かないぞ!」と決めてから弾いてみてください。
少なくとも私はこの方法で大分良くなりました。
お試しあれ。