ペダルを使わない練習

私は新曲を練習する時、つい最初からペダルを踏んでしまいます。
これまでの先生方に「ペダルは踏まないで練習してね」と何度言われたことか。
演奏能力が低い私は、ついつい楽な方へ・・・。
ペダルを踏むと最初から音楽的になるし、ペダル無しだと何だか殺伐としていて弾いていて全然楽しくないのです。
古典派は無しでも全然いいのだけれど、ロマン派や印象派はペダルを入れないとつまらないことつまらないこと・・・。


そんな私でしたが、最近ペダル無し練習の効果を実感しました。
というよりペダルを踏んで練習することのデメリットを痛感したんです。
初期段階からペダルを踏んでいると、音の間違いをスルーしてしまうんですよ。
弾けていないのに弾けたような気になってしまう。
それに弾けていない箇所を発見しにくいです。
先週はペダル無しで練習をしたら、随分と曲の完成度が上がりました!
ミスタッチも減りました!
ペダルを踏むと指がしっかり入っていなくても大きな音が響いちゃうので、無しの方が指の力も付きます。音がしっかり出ると殺伐とした演奏もさほど苦痛ではなくなります。
大工さんが釘を1本1本確実に打ち込んでいくように、ペダルを使わずに1音1音を打ち込んで弾きます。
ペダルを踏まない練習。専門家なら誰でもやっていることですが、初心者の方や私のようなせっかちさんは、つい入れたくなりますよね。
そういう場合は、1〜2小節ずつだけでもいいのでペダル無し練習を入れてみてください。きっと完成度が上がると思います♪