半年に1回の調律

うちのピアノは半年に1回調律してもらっています。
それなりに料金もかかるので年に1回にしたいところですが、そうもいかず。
半年も経ったら必ずどこかしらの不具合が出てきます。まぁ半年経たなくても出てますけど…。
今回見ていただく不具合の箇所は3つ。

・雑音
・ダンパーペダルがギシギシいう。
・強く弾いたら戻ってこない鍵盤が一つ ずっと凹んだまま。

調律師さんに見てもらったところ、これらの原因は乾燥によるものでした。
今年の冬は特に乾燥が酷かったので、こういった不具合が多いとおっしゃっていました。
乾燥によってネジがゆるんで雑音が起こるそうです。
あと、結構弾いているので大分ピッチも下がっているとのことでした。
「結構弾いているとか、どうしてわかるんですか?」とお聞きしたところ。
よく弾かれているピアノはハンマーが固くなって、キンキンした固い音になるそうです。
なのでハンマーに針を刺したり削ったりして、元のやわらかい音に調整するそうです。
私は、あまり耳が良くないので大してわからないのですが、調律してもらった後は繊細な音が出るようになった気がします。
感度が良くなってコントロールしやすくなった感じです。
やさしく弾けばやさしい音がでる、せつなく弾けばせつない音が出る、より弾き手の感情に応えてくれる感じです。
調律前は、せつなく弾いてみたのに「あれれ?別にせつなくないなぁ」など、大味でコントロールしにくい状態でした。
やっぱり日々使うピアノって重要なんだなぁと思いました。
感度の悪いピアノで練習していたら表現力が上達しにくいかも、と思いました。
ちょっと、お金はかかりますが調律は大事なので半年に1回くらいしてもらおうと思います。
とは言え、特に不具合がない場合や練習時間がそれほど長くない方は、1年に1回で十分だと思います。