練習のミスタッチはNG、本番はOK

楽曲分析の授業で、ちょっと早めに教室に入ったら先生がピアノを弾かれていました。
今日の授業で使う曲の再確認(譜読み?)をしておられる感じでした。
完成した曲を完璧に弾かれているよりも、先生の譜読み中の演奏を聴くのってすごく興味があります。
練習方法を日々模索している私にとっては。。。

さすがにお上手だな〜と思って、こっそり聴かせていただいていたのですが、
私、気付いたんです。
「ミスタッチがほとんど無いことに」
もちろん難しい曲なので一瞬タメがあったり、迷っておられる箇所もあってテンポは乱れるのですが、あきらかな音のミスがないんです。
先生は音楽のプロなのでプロだからといったらそれまでなんですけど
テンポが乱れてもいいから「ミスタッチをしない」ことって重要なんじゃないかと思いました。
ミスタッチをすると、間違った動きを体が記憶してしまうんだと思います。
例えば頭では「ドミソ」と、ちゃんとわかっていても指は「ドミラ」と弾いてしまったとしましょう。
そうしたら体が「ドミラ」で覚えてしまうんです。頭では間違っているとわかっていても。。。


迷った時は、指が空中で止まってもいいから当てずっぽうで弾かないことにしました。
私のミスタッチが多いのは「何となくこの辺?弾き」をしていたせいだと気付きました。
特に初心者の場合、極端な話30秒止まってもいいので決して間違った音は弾かないことだと思います。
最初は、どんなにゆっくりでもいいからミスしないで弾くことが近道だと思います。

ただし、初見の練習や発表会などはミスしてもいいと思います。止まっちゃダメ。
ミスしても音楽の流れを止めないことや、初見は曲の全体の雰囲気をつかむのが最重要だと思うので。
パッと弾けちゃう上級者の人には、ちょっと当てはまらないかもしれませんが。。。